獨協医科大学病院総合診療科・総合診療教育センター

初期研修医の方へ DRAGON

獨協総診DRAGONプログラム 後期研修医募集 Dokkyo Dual Residency program in Avant-grade General/Generalist medicine Over Next generation

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獨協総診の後期研修プログラム(卒後3年目以降)は、診断思考とベッドサイドのアート、そしてEBMの訓練を主軸にした3年間のコースです。目指す研修アウトカムは、「修了後はどんな臨床現場でも一人で対応できる総合力の習得」です。1167床28科の大学病院でありながら、幅広くコモンからレア疾患までバラエティ豊富な臨床経験を外来・救急・病棟の現場でバランスよく積むことができます。科間の垣根も低く、患者中心で臨床重視のドクターに働きやすい環境です。

プログラムは総合内科コースと総合診療コースがあり、それぞれ総合内科専門医、総合診療専門医(2017年度は家庭医療専門医予定)の取得を目指します。
総合内科コースでは急性期~慢性期までの世界標準の内科管理、診断戦略に基づいた診断思考力・問題解決力とフィジカルなどの臨床スキル教育に重点を置き、病棟・救急・外来のベッドサイドで集中的にトレーニングを受けることができます。
総合診療医コースでは獨協総診でのトレーニングに加え、日本の家庭医療におけるパイオニア、北海道家庭医療学センターで1年間の外来診療、訪問診療、地域包括ケアなど様々なセッティングでのトレーニングをびっしり受けることができます。

  • ・患者さんを急性期も慢性期も、包括的にケアすることが好き
  • ・ポジティブ思考でピンチもチャンスに変える、そんなチームで仕事がしてみたい
  • ・医学生だったころの初心をそのままに、医師という仕事のやりがいを存分に感じたい
  • ・病院の総合診療医としてしっかり学びたい、または次のステップのために盤石な内科の力を鍛えたい
  • ・急性期の病院総合診療を学びつつ、一方で家庭医療のトレーニングもしっかりやりたい

そんなあなたこそ、ぜひ獨協総診の後期研修プログラムに応募して下さい。あなたのフィールドはここにあります。
見学・面接は随時行います(定員に達し次第締め切ります)。
ご興味を持たれた方は総合診療科秘書 dokkyotiger@gmail.com またはご見学時にスタッフーまでご連絡ください。
一緒にチームで仕事ができることを楽しみにお待ちしています。

研修アウトカム 修了後はどんな臨床現場でも一人で対応できる総合力の習得

  • 総合診療科での1年半以上のローテートで、急性期・慢性期の内科全般のコモンな疾患・病態をほぼ網羅し、単独でそれに対処できるようになる
  • 診断・マネジメント困難な症例に出会ったとき、わからない状況でどのように考え好悪どうするか、文献検索能力や人的ネットワークを駆使しつつ最適解を出していく、フレキシブルで堅牢な思考力・問題解決力を身に着けることができる
  • 初期研修医・後期研修医らの臨床をスーパーバイズし、適切に要点を絞った教育ができるようになる
  • 英語論文を抵抗なく読めるようになる
  • 英文症例報告を自身で書くことができ、指導のもと国際誌に投稿できるようになる
  • 総合内科専門医または総合診療専門医を習得できる
  • (総合診療専門医コース)日本有数の家庭医療学教育施設で1年間、濃密な家庭医療学を学ぶことができる
  • (総合内科専門医コース)総合内科に特化した1年間の武者修行で、市中病院セッティングでのさらなる濃厚な内科疾患の経験が積める

コース内容

総合内科医コース(総合内科専門医コース)
  • ・獨協のバラエティに富んだ各診療科のローテも含め、ハイボリュームの経験が積める
  • ・専門医取得後は当科スタッフ採用、関連病院の総合診療チーム立ち上げ、またサブスペシャリティ科の追加修練などの場を提案
総合診療医コース(家庭医療専門医コース)
  • ・獨協総診で病棟・外来・救急を中心に内科力をしっかり鍛えるコース(内科/総合診療Ⅱ)
  • ・家庭医療の伝統プログラム、北海道家庭医療学センターでの家庭医療研修(総合診療Ⅰ)
  • ・充実の救急・小児科ローテート
  • ・専門医取得後は当科スタッフ採用、関連病院の総合診療チームの立ち上げ、地域の総合診療医としての活躍の場も提案
北海道家庭医療学センターについて

獨協総診後期 DRAGON プログラムの5大特徴

教育力の高いロールモデル達と雰囲気の良さ

獨協総診の雰囲気はとても明るいです。総診のスタッフは優しいドクターぞろい、きっとそれは獨協総診のコアメンバーの雰囲気がそうだから、類は友を呼ぶのかもしれません。見学に来られた方からは皆口をそろえて、「楽しそう」「良い雰囲気だね」という感想を頂くことが多いです。獨協医大のもつ穏やかな雰囲気も手伝っているのかもしれません。
もちろん雰囲気だけではなく、教育体制も折り紙つきです。獨協総診にはロールモデルになりうるような若手指導医が集まっています。メンバーの構成はキャリア初期から国内屈指の総合内科・家庭医療のトレーニングを受けて来た者が多く、チーフレジデント修了者(市立堺病院、沖縄県立中部病院、諏訪中央病院etc)、また日本最大級の若手医師ネットワークである関東・関西若手医師フェデレーションの両創始者・代表、さらにはドクターGもいます。研修医の視点やつまずきやすいポイントを熟知した総合診療の次世代リーダー格のドクター達が上級医として集結しています。
また獨協全体の指導体制として「専門家集団」で学ぶ強みがあります。獨協医科大学病院には国際ガイドライン作成や国際学会リーダー、各トップジャーナル、書籍、その他メディアなど多領域で活躍する教育力の高い臨床スペシャリストが多く集結し、また彼らへのアクセスが極めて良好であることも、総合診療科だけにとどまらない多様な科から縦横に学ぶことができる獨協の教育力を裏付けています。夜間・救急もほぼ全科のバックアップが受けられますので、臨床・教育上も大きな安心感があります。

診断戦略とエビデンス力の強化:臨床医の思考力と情報検索・運用能力を磨く

獨協総診後期研修のカリキュラム第1の特徴は診断思考の訓練です。「診断戦略」著者の志水太郎を中心に構成された日本版 ”ドクターハウス”D3M(Dokkyo Division of Diagnostic Medicine)チームで、院内はもちろん関東圏内から紹介の来る診断困難症例にもファーストタッチで診療し、診断の思考力を高めるトレーニングを積むことができます。平日夕方に行われる「診断戦略カンファレンス」では、明日から使える効果的な診断思考法を皆で議論し学びます。
一方、診断思考と両輪をなす医学知識は臨床力の基本であり、国際標準のエビデンスを知り、アップデートできることは後期研修医レベルでは必須の力です。獨協総診メンバーはエビデンスや基本知識をチーム内で共有するため、オンラインのクラウドシステムを駆使しながら最新エビデンスをアップデートする習慣を身に着けます(「QIカンファレンス」「50 Journals Updateプロジェクト」)。また単に大量の文献を読むだけではなく、批判的吟味も行えるような力も同時に身に着けていきます。さらに知識の体系化を重厚にするため、アメリカ内科学会問題集のMKSAPも利用可能とし、エビデンスのセルフ学習環境も整っています。また、院内電子カルテからは豊富な医学リソースにアクセス可能で、診療業務もスムーズです。
エビデンスを学ぶだけでは飽き足らず、自らエビデンスを創りたい・アウトプットをしたいという希望者には、臨床研究の入門、経験症例のケースレポートなど論文投稿のサポートも行います。論文については総診開始3か月で国際誌アクセプトもあるなど、チームとしても積極的に取り組んでいます。また、雑誌執筆のチャンスなども豊富です。経験を積んだ方には将来的に書籍・単著執筆の道も開きます。

外来、病棟(重症管理含む)、救急、各セッティングでベッドサイドのフィードバックがリアルタイムで受けられる

獨協総診での研修の場は外来、病棟、救急です。外来では新規の症状や診断が不明の患者さん、そして救急外来で診察した患者さんのその後のフォローもできます。そのため、1例から得られる経験が非常に濃厚な上に、後期研修医レベルへのフィードバックでさらに学びを深めることができます。病棟は重症管理も含んだ臓器横断的で、コモン~レアまで多彩な症状の症例、救急は地域の最前線病院としての1次~3次の診療にかかわることで、後期研修の期間を通して院内のあらゆるセッティングで症例経験への暴露があります。
研修医が伸びていくには、適切な症例数だけではなく、ベッドサイドでの質の高いフィードバックが重要です。座学だけでは学ぶことのできない病歴や身体所見をベースにした診療のアートもしっかり学びます。例えば、病歴の映像化のテクニック、急性期のバイタルサインの解釈、 フィジカルでの心雑音や呼吸音、ボリュームの評価をはじめ各疾患を疑ったときに見るべきフィジカルのポイント、救急/当直症例の対応の判断の妥当性など、教育力の高い指導医たちから豊富なフィードバックを得ることができます。また、エビデンスの知識を目の前の患者さんに実際にどのように適応するかの治療推論を、ベッドサイドでのフィードバックを通しチーム回診やカンファレンスで身に着けていきます。

フィジカル、フィジカル、フィジカル!+フィジカル指導医認定

フィジカルは患者さんとのコミュニケーションと五感から得られる情報を駆使して診断と病態に迫る、重要な臨床スキルです。今日、フィジカルが苦手でも診断と治療はそれなりに可能です。しかしフィジカルに習熟すれば、画像や採血で得られる他の検査の情報とは全く質の違う生身の体が発するリアルな情報を手にすることができ、診断や治療効果の確からしさや病態を実感をもって把握することができます。フィジカルの所見に配慮することは、目の前の患者さんに手を当ててしっかり診ることでもあります。患者の声や体の声に耳を傾ければ、表面的な客観データに惑わされることなく診断エラーや病状把握のエラーを防ぐだけでなく、迅速なスピードで侵襲ゼロの効率的・効果的な診察も可能になります。フィジカルは一度身につけさえすれば、道具さえなくてもベッドサイドで一生自分を助けてくれる強力な武器となります。獨協総診の後期研修では網羅的に時間をかけて、チーム回診や教育セッションでのフィードバックを通してフィジカルをしっかり身に着けていきます。
フィジカル教育については、現場でのフィードバックに対応する形で、当科後期研修医用に配布する独自の「即戦力フィジカルマニュアル」を用いながら重要な基本フィジカルを系統的・網羅的に学んでいきます。(→サンプルはこちら)。それぞれのフィジカルをマスターすると、マニュアルの各ページ上部にある認定欄に指導医から認定のサインをもらいます。フィジカル認定を全て完遂すると「獨協総診フィジカル指導医認定」として「認定証」と「フィジカル・ブラックベルト」が贈呈され、フィジカル指導側として準スタッフのように回診に関わったり、総診の院外出張教育回診の機会も得たりすることができるようになります。

即戦力フィジカルマニュアルについて
研修後のキャリアプランも安心

獨協総診での後期研修を修了された方は、キャリアプランに悩む必要がありません。
まず内科系であれば、研修修了時点での臨床力があれば、どのような職場でも総合内科医として充分に勤務が可能です。具体的には1)獨協総診の内部スタッフ(OSLER programへの移行)として残る、2)関連病院の総合内科・総合診療科のメンバーになる(新規立ち上げもあり)、3)大学院で学位を目指す、4)地元など別病院に移り総合内科医として仕事する、5)総合内科をベースに他臓器専門科をめざす、6)留学するなど多彩です。(獨協総診/獨協医科大学は日本内科学会の新・旧の総合内科専門医制度に対応しています。)
家庭医療系コースであれば、1)獨協総診がスタート予定の「栃木スパイダーネット構想」を通じてクリニック・在宅ベースの家庭医療に携わる(もちろん病診連携として獨協総診とのパイプは強力です)、2)地元など他地域のクリニックに移り家庭医療に携わる、3)期間を追加延長し病院側での研修を続ける、4)大学院で学位を目指す、5)留学する、などがあります。(獨協総診/獨協医科大学は日本プライマリケア学会の家庭医療専門医制度(新制度移行措置)の申請を予定しています)

(おまけ)プライベートも充実!「本物の出会い・栃木」

獨協総診での生活はプライベートも充実しています。東京までたった49分の宇都宮は餃子・ラーメン・とんかつ・素敵カフェなどのグルメ天国。栃木全体ならとちおとめ、佐野ラーメン、ココファームワイナリーなどグルメのトピックには事欠きません。また那須や日光などのリゾート地や温泉も車で1時間圏内で休日もリフレッシュできる環境です。単身者には2016年新築の徒歩0分のドミトリーに住めますし(応募制)、院内にはスタバはじめおしゃれレストランや各種売店など、生活環境も恵まれています。
ちなみに、科内レクリエーションも豊富です!「どこまでも焼肉定例会(29部)」「どこまでもディズニー部」「ファイアーバード(焼鳥)部」「ビアパーティ部」「スウィーツ★クラブ」などのレクリエーションも盛んです。ローテートの研修医や学生も交えて定期的に食事に行ったりと、ワイワイ楽しい夕方を過ごすことも多いです。